看護職の業務と様々な業務軽減対策について

職員の皆さん、お疲れ様です!

北里大学病院労働組合準備会です。


今回は、病棟看護師の業務と様々な業務負担軽減策について書きます。

病棟看護師は、業務負担が多く、部署にもよりますが、定時で帰れることは難しいといえます。精神的にも体力的にもハードです。

なぜ、こんな業務負担が大きいんだろう、、、

業務負担が増える理由を考えた結果、以下の理由が挙げられました。

病棟のメンバー、リーダー看護師の業務をそれぞれ記載すると、看護職の業務量の多さが見えてきます。

オレンジ色で記載しているところは、看護師と看護補佐がお互いに協力し合って働いていけるといいのではないかと考えます。

とくに、ロングと言われる長日勤帯は拘束時間も長く、業務負担が大きいです。翌日は、休みか夜勤にしてほしいという声もあります。

業務の効率化を考える際は、業務を可視化することが重要であると考えます。

病院でも採用しているパートナーシップ・ナーシング・システム制度【PNS】について考えてみます。

PNSは、メンバー間の関係が対等でないと効果的に機能することが難しい制度です。

PNSは、新しい看護方式であるため、病院に合った制度の見直しや修正を頻繁に行う必要があると考えています。

少ない人員で、ナースコール対応を行う場合、動線が増え、結果的に効率的な業務が難しくなります。

病棟看護師の業務負担は大きいため、残業時間が長い場合は、様々な角度から、問題点、改善点を一つ一つ考える必要があります。

現在は、他病院でICT導入の流れも見られています。

☆ICTとは、Information and Communication Technology(情報通信技術)の略です。通信技術を活用したコミュニケーションを指します。 PCだけでなくスマートフォンやスマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称です。 

【以上の2資料については、厚生労働省ホームページより転載】

かざすだけで、バイタル記録が入力できるという驚きのシステムです。

ワクワクしますね。

転記ミスがなく、業務負担が軽減する素晴らしいシステムです。

(導入すると、莫大な金額がかかりそうですが。)

人的環境になりますが、病棟の看護師のマンパワー不足については、看護師と看護補佐の業務分担を明確にしていくことが大切であると考えています。

また、夜勤、ロングに1名から数名のフリー看護師を確保していただけたら、一人ひとりの看護師の業務負担の軽減と残業時間の削減につながると考えています。


看護師の要員数は、病床稼働率・看護師一人あたりの実働時間などを考慮して算出されています。

  • 2018年度の病床稼働率は、想定を上回った稼働率となったこと
  • 一部講演会や研修などを勤務時間内に行ったこと
  • 看護師の年次有給休暇取得率が上昇したこと
以上より、7対1看護が困難となっている病棟もあります。
稼働率を減少させず、入院基本料や適正な年次有給休暇取得を維持するためには、約40名の看護師増員が必要となるため、まずは各病棟1名(計24名)の増員を行うとしています。


以上となります。

ご覧いただき、ありがとうございました。


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